メタディスクリプションとは、検索結果に表示されるWebページの説明文のこと。
この短い文章は、Webサイトへのクリック率を左右する要素の一つです。
「でも、メタディスクリプションって何を書けばいいの?」「効果的な書き方ってあるの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
この記事では、メタディスクリプションの基礎知識から、クリック率をアップさせるメタディスクリプションの書き方、設定方法まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。
SEO対策についてもっと詳しく知りたい方は、「【2024年版】SEOとは|基本・やり方・具体施策を分かりやすく解説」という記事をチェックしてみてください。
メタディスクリプションとは?
メタディスクリプションとは、Webページの内容を簡潔にまとめた説明文のことです。検索エンジンの結果ページ(SERP)で、タイトルの下に表示されます。
この短い文章は、ユーザーがWebページの内容を把握し、クリックするかどうかを判断する上で重要な役割を果たします。
表示される場所
メタディスクリプションは、主に以下の場所で表示されます。
検索エンジンの結果ページ(SERP)
- Google、Yahoo! などの検索エンジンで、検索キーワードに関連するWebページの一覧に表示されます。
- ユーザーが検索結果からWebページを選ぶ際の判断材料となります。
SNSでのシェア
- Facebook、Twitter などのSNSでWebページがシェアされた際に、投稿に引用されることがあります。
- ユーザーがシェアされたWebページに興味を持つ可能性を高めます。
表示される文字数
メタディスクリプションに表示される文字数は、デバイスや検索エンジンによって異なります。
- PC(デスクトップ):最大で約155〜160文字
- スマートフォン:最大で約120文字
これらの文字数を超えると、末尾が「...」で省略されて表示されます。
メタディスクリプションがない場合
メタディスクリプションが設定されていない場合、検索エンジンはWebページの内容から自動的にテキストを抜粋して表示します。
しかし、この自動生成された説明文は、必ずしもWebページの内容を正確に反映しているとは限りません。
また、キーワードや魅力的な表現が含まれていないため、クリック率が低下する可能性もあります。
効果的なメタディスクリプションの書き方
メタディスクリプションは、ユーザーがWebページをクリックするかどうかを左右する重要な要素です。
ここでは、クリック率を高めるための効果的なメタディスクリプションの書き方と、具体的なポイントをご紹介します。
クリック率を高める4つのポイント
1.ターゲットキーワードを含める
- ユーザーが検索する可能性のあるキーワードを盛り込みましょう。
- キーワードは自然な形で文章に組み込むことが大切です。
- キーワードを詰め込みすぎると、不自然な文章になり、逆効果になることもあります。
(例)「京都 旅行」がターゲットキーワードであれば、「京都旅行でおすすめの観光スポットやグルメ情報をご紹介」のような自然な形で含めます。
2.ユーザーの検索意図に答える
- ユーザーが何を求めて検索しているのかを考え、そのニーズに応えられる情報を提供しましょう。
- メタディスクリプションは、Webページの内容を正確に反映している必要があります。
(例)「ダイエット 方法」で検索しているユーザーには、「効果的なダイエット方法や食事メニュー、運動のポイントを解説」といったメタディスクリプションが効果的です。
3.魅力的な文章で興味を引く
- 短い文章で、ユーザーの興味を引くような表現を使いましょう。
- 疑問形や数字を使うなど、目を引く工夫をするのも効果的です。
(例)「たった3ヶ月で10kg減量!驚きのダイエット方法とは?」のような疑問形や数字を使った表現は、ユーザーのクリックを誘います。
4.行動を促す言葉を入れる
- 「詳しくはこちら」「今すぐチェック」など、ユーザーに行動を促す言葉を加えることで、クリック率を高めることができます。
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メタディスクリプションの設定方法
効果的なメタディスクリプションを作成したら、実際にWebページに設定する必要があります。
ここでは、主要なCMS(WordPressなど)、HTMLタグ、プラグインを使った設定方法を解説します。
WordPressでの設定方法
WordPressでは、SEOプラグインを利用することで簡単にメタディスクリプションを設定できます。
ここでは、代表的なSEOプラグインである「Yoast SEO」を例に説明します。
- Yoast SEOをインストール・有効化する:まだインストールしていない場合は、WordPressのプラグイン管理画面から「Yoast SEO」を検索し、インストール・有効化します。
- 投稿・固定ページ編集画面を開く:メタディスクリプションを設定したい投稿または固定ページの編集画面を開きます。
- Yoast SEOセクションにメタディスクリプションを入力:編集画面の下部にあるYoast SEOセクションの「メタディスクリプション」欄に、作成したメタディスクリプションを入力します。
- 保存する:変更を保存すれば、設定完了です。
HTMLタグを使った設定方法
HTMLタグを使ってメタディスクリプションを設定する場合は、以下のコードをWebページの<head>セクション内に記述します。
HTML
<meta name="description" content="ここにメタディスクリプションを入力">
メタディスクリプションに関するよくある質問
メタディスクリプションについて、よくある疑問にお答えします。
Q1:メタディスクリプションはSEO順位に直接影響するか?
A:いいえ、直接的な影響はありません。Googleはメタディスクリプションをランキング要因として使用していないと明言しています。
正確なメタディスクリプションはクリックスルーを向上させることができますが、検索結果内のランキングには影響しないことに注意してください。
しかし、魅力的なメタディスクリプションはクリック率を高め、結果的にWebサイトへの流入を増やすことにつながります。間接的にSEOに良い影響を与えると言えるでしょう。
Q2:全ページにメタディスクリプションを設定する必要があるか?
A:はい、可能な限りすべてのページに設定することをおすすめします。
特に、検索エンジンからの流入を増やしたいページや、重要なコンテンツを含むページには必ず設定しましょう。
Q3:メタディスクリプションを重複させても問題ないか?
A:いいえ、重複したメタディスクリプションは避けるべきです。各ページの内容に合わせて、それぞれ異なるメタディスクリプションを作成しましょう。
重複したメタディスクリプションは、ユーザーにとって有益な情報ではなく、検索エンジンからも評価されません。
Q4:メタディスクリプションの最適な文字数は?
A:一般的に、デスクトップでは155〜160文字、モバイルでは120文字程度が適切とされています。
ただし、デバイスや検索エンジンによって表示される文字数は異なるため、状況に応じて調整する必要があります。
Q5:メタディスクリプションにキーワードを含めるべき?
A:はい、ターゲットキーワードを含めることは重要です。ただし、キーワードを詰め込みすぎると不自然な文章になり、逆効果になる可能性もあります。
自然な形でキーワードを盛り込み、ユーザーにとって有益な情報を提供することを心がけましょう。
まとめ
この記事では、メタディスクリプションの基礎知識から、SEO効果を高めるための書き方、設定方法まで解説しました。
メタディスクリプションは、検索結果でのクリック率を向上させ、Webサイトへの集客に大きく貢献する重要な要素です。
まだメタディスクリプションを設定していない方は、ぜひこの記事を参考に、魅力的なメタディスクリプションを作成し、設定してみてください。
すでに設定している方も、改善の余地がないか、改めて見直してみましょう。
SEO対策は、メタディスクリプション以外にも様々な要素が絡み合っています。もし、SEO対策全般についてお悩みでしたら、ぜひお気軽に株式会社アクシスまでご相談ください。