Instagramの認証バッジは、Instagramから公式に認められたアカウントであることを証明するマークです。
ユーザーが本物のアカウントだと簡単に判断できるため、信頼度がアップしフォロワー獲得に役立ちます。
本記事では、Instagramの認証バッジの概要や、申請の方法について解説します。はじめて申請する方向けに画像つきで解説しますので、ぜひ参考にしてください。
Instagramの認証バッジとは
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Instagramの認証バッジとは? |
Instagramから公式に認められた、本物のアカウントであることを証明するマーク |
Instagram認証バッジは、著名人、有名人、ブランドなどのアカウントが本物であることを証明するマークです。
このバッジは、Instagramを運営するMetaに申請し、認められるとアカウント名の隣に青いチェックマークとして表示されます。
重要な点は、この認証バッジがMetaによって公式に推薦されたり、特別な重要性を持つと認定されたりするわけではないということです。
このマークは純粋にアカウントが本物であることを示すためのものです。
しかし、認証バッジはユーザーにとって信頼の証となり、一目で本物のアカウントと認識できるため、フォロワー獲得に役立つと言えます。
Instagramの認証バッジを申請するときの4つの条件
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Instagramの認証バッジの申請には、以下4つの条件を満たす必要があります。
No. | 条件 | 詳細 |
1 | 本物であること |
|
2 | 唯一であること |
|
3 | 完全であること |
|
4 | 有名であること |
|
認証されるには、本物であることが必須です。
したがって、企業や個人では1アカウントのみ申請可能です。
Instagramを運営するMetaは、一般的に複数のニュースソースに取り上げられているアカウントを認証しますが、有料コンテンツや広告はニュースソースとはみなされません。
特に不正確な情報や、誤解を招きやすい情報の掲載は避けましょう。
誤った情報で認証バッジを取得すると、認証が取り消され、アカウントの削除につながる可能性があります。
そのため、申請時には情報を慎重に精査し、誤解のないようにすることが重要です。
参考:Instagramで認証バッジを申請するための要件(Instagramヘルプセンター)
Instagramの認証バッジを付与されることで信頼度がアップする
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Instagramで認証バッジを申請するメリットは、信頼度が上がりフォローされやすくなることです。
ユーザー自身が偽物のアカウントにだまされないよう、慎重に利用しているからです。
令和3年に発表された総務省の調査によると、日本におけるInstagramの利用者率は年々増加しています。
Instagram利用者の割合(全年代) | 前年からの増加率 | |
平成29年 | 25.1% | +15% |
平成30年 | 35.5% | +10.4% |
令和元年 | 37.8% | +2.3% |
令和2年 | 42.3% | +4.5% |
引用:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
上記のように増え続けるアカウントのなかから、ユーザー自身で本物を見極めることは難しくなっています。
そこで、ユーザーが本物かどうかをすぐ確かめられる指標が、認証バッジです。
認証バッジが付与されていれば、他に偽アカウントがあっても、本物かどうかをだれでもすぐ確かめられます。
ユーザーが安心してフォローできるようにする工夫の1つとして、認証バッジの申請がおすすめです。
Instagramの認証バッジを申請する4ステップ
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Instagramの認証バッジは、以下4つのステップで申請します。
|
順番に解説します。
ステップ1.申請に必要な書類を準備する
まず、申請に必要な以下の書類を準備します。
項目 | 書類例 |
法人の場合 |
|
個人の場合 |
|
Instagramの認証バッジは本物であることを証明するシステムなので、本人確認できる公的な書類の提出を求められます。
法人の場合は、事業者であることを示す書類を用意します。個人の場合は、本人確認ができる顔写真付きの書類が必要です。
ステップ2.設定ボタンから「認証をリクエスト」画面を開く
|
提出する書類が用意できたら、上記の手順で申請画面を開きます。
(1)認証バッジをリクエストするアカウントのプロフィールへ移動し、右上の三本線をタップする。
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(2)「設定」を選択する。
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(3)「アカウント」をタップする。
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(4)「承認をリクエスト」を選択し、入力フォームへ移動する。
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次は、入力フォームへの記入方法を解説していきます。
ステップ3.入力フォームへ必要事項を記入する
項目 | 内容 |
ユーザーネーム |
|
氏名 |
|
カテゴリ |
など、10つのカテゴリから選択 |
国・地域 |
|
共有範囲(任意) |
|
別名(任意) |
|
リンク(任意) |
|
「認証をリクエスト」画面を開いたら、入力フォームへ上記の必要事項を記入します。項目が多そうに見えますが、思いのほか簡単ですので安心してください。
では、それぞれ解説します。
項目1.真正性の確認
ここではまず、以下の情報を入力します。
- ユーザーネーム:
これは自動で入力されます。 - 氏名:
ご自身の氏名を入力してください。
「書類の種類」という項目では、本人確認が可能な書類を選択します。
ここで書類のアップロードを行うこともできますが、プロセスが迅速なため、先に他の必要情報の入力から始めることをお勧めします。
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項目2.知名度の確認
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ここでは以下の情報を入力します。
- カテゴリ:
10種類の中から、申請するアカウントに最も適したカテゴリを選択してください。 - 国・地域:
アカウントが主に活動している国や地域を選んでください。 - 共有範囲(任意):
アカウントの情報を共有する範囲を選択できます(この項目は任意です)。 - 別名(任意):
アカウントに関連する別名があれば、ここに入力できます(この項目は任意です)。
続いて、「リンク(任意)」の入力を行いましょう。
ここでは、アカウントが紹介されているウェブサイト、記事、または他のSNSのURLを入力してください。
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ここでの注意は、前述した通り有料コンテンツや広告はニュースソースとみなされないことです。
目的は、あくまで申請するアカウントに知名度があることを証明することだと忘れないようにしましょう。
ステップ4.本人確認できる書類をアップして送信
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Instagramの認証バッジ申請の最終ステップでは、本人確認が可能な「書類の種類」を選択し、その後関連する画像をアップロードします。
画像のアップロードには以下の二つの方法があります。
- その場で写真を撮る
- 事前に撮影した写真を選ぶ
選択した方法で画像をアップロードし、すべての内容を確認したら、送信ボタンをクリックして申請を完了させます。
審査が完了すると、結果はInstagramアプリのホーム画面右上にあるアクティビティ(ハートマーク)に通知として届きます。
Instagramの認証バッジの申請でよくあるQ&A
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ここで、Instagramの認証バッジ申請の際によくある質問を解説します。
Q1.一般人でもInstagramの認証バッジの申請は可能ですか?
はい、一般人でも申請は可能です。
ただし、以下の4つの条件を満たしている必要があります:
- アカウントが実在する本物であること。
- アカウントが唯一であること。
- アカウントが完全であること(プロフィールが完備されていること)。
- アカウントが広く知られていること。
これらの条件を満たしている場合、申請を行うことができます。
Q2.審査期間はどれくらいですか?
審査期間は通常約30日程度です。
30日以内に、アカウントが認証されたかどうかの通知がInstagramのホーム画面右上にあるアクティビティ(ハートマーク)で確認できます。
Q3.再審査は可能ですか?
はい、再審査は可能です。
認証申請が却下された場合、30日が経過した後に再度申請することができます。
申請の回数に制限はありませんので、必要に応じて再チャレンジしてください。
Q4.認証バッジはなりすまし被害を防げますか?
認証バッジがあるとなりすまし被害を完全に防げるわけではありません。
過去には認証バッジを持つ著名人のアカウントが乗っ取り被害に遭った例もあります。
しかし、認証バッジは企業や著名人がその真正性を証明する手段として有効です。
完全な防止策ではありませんが、なりすまし対策の1つとして申請を検討することをおすすめします。
Q5.認証バッジの申請に費用はかかりますか?
いいえ、Instagramの認証バッジの申請には費用はかかりません。
申請は無料で行えますが、正式な手続きを経て認証を受ける必要があります。
まとめ
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この記事では、Instagramの認証バッジについて以下のポイントを解説しました。
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Instagramの認証バッジの申請プロセスは複雑ではありません。
認証バッジが取得できれば、フォロワー数の増加や自社サービスや製品の認知度向上が期待できます。
この記事を参考に、Instagramの認証バッジの申請をぜひ試してみてください。