SNS広告って最近よく耳にするけど、使いどころがよく分からない!そんな方も多いのではないでしょうか。
SNS広告の得意なこと。それはズバリ、「詳細なターゲティングを使って、自社をまだ知らない人に認知拡大すること」です。
ウェブ広告で代表的な検索広告と比べながら、SNS広告の特徴を考えてみましょう。
ターゲティング方法
まずはターゲティング方法から。
検索広告では、自社に興味がありそうなユーザーが検索する「キーワード」を使ってターゲティングします。
一方、SNS広告では年齢や性別、地域などの「プロフィール情報」に加えて、いいね!したページやフォローしているアカウントのデータなどを基にした、「興味・関心データ」を利用します。
例えばFacebook広告では以下のようなターゲティングがあります。
「フィットネス」に興味がある人の中でも、さらに細かく「ウェイトトレーニング」「ジョギング」「ヨガ」という風に分かれています。
他にも、最近旅行から帰ってきた人や、以前は日本に住んでいたけど今は海外に住んでいる人など、検索広告では特定できないようなユーザーをターゲティングすることが可能です。
SNS広告ではこのように、SNS特有のユーザーデータを活用した詳細なターゲティングで、狙ったユーザーに自社の商品/サービスを見せることができます。
SNS広告と検索広告それぞれの得意な役割
ここで、SNS広告と検索広告それぞれの得意な役割について考えてみましょう。
ウェブ上でユーザーが成約に至るまでの簡単に流れは以下のような流れになります。
左から、商品を知り、興味をもち、その商品について検索し、成約に至るという流れです。
右に行くほど自社商品/サービスへの関心は高まりますが、一方で母数は少なくなります。
検索広告では、自分が抱える悩みを解決するために今まさに検索しているユーザーに対して広告を配信します。
つまり、商品/サービスを今すぐ必要としている「今すぐ客」を自社サービスに誘導し、成約を獲得することが得意な広告です。
一方、SNS広告ではユーザーがSNSをチェックしている時に広告を見せます。
SNSを見ている時は興味のある情報を収集しているので、広告から商品/サービスを購入するというモチベーションは検索広告に比べて低くなります。
つまりSNS広告は、今すぐに商品/サービスが欲しい人ではなく、今後商品/サービスが必要になりそうな、「そのうち客」にサービスを認知してもらうことが得意な広告です。
ここで、成約が獲得しやすい検索広告だけやれば良い!と思った方もいるのではないでしょうか?
たしかに検索広告は一般的に収益性が高い広告手法です。
ただし、今すぐ客をめぐって競合他社との競争が激しくなる上に、今すぐ客を獲得しきってしまうという恐れがあります。
つまり、企業としての持続的な成果を目指すためには、自社を知る人/興味を持つ人の母数を増やすことが大切です。
SNS広告を使って自社の商品/サービスを認知するユーザーの母数を増やすことで、結果的に自社に興味を持つユーザー、検索行動に至るユーザー、成約に至るユーザーの数が増えることになります。
検索広告と比べることで、SNS広告の特徴や使いどころがイメージできましたか?
まとめますと、以下のような企業様はSNS広告を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
1.検索広告の次のステップ
検索広告はある程度最適化された上でさらなる成果を目指す時は、SNS広告で見込み客を増やすことが選択肢の一つになります。
2.そもそも検索する人が少ない商品/サービス
これから世の中に広めていくような新しい商品やサービスを扱う場合、それについて検索する人の数は極端に少なくなります。
その場合は、バナーや動画で商品/サービスを訴求できるSNS広告で、まずは自社について知ってもらうことが大切です。
SNS広告特有の詳細なターゲティングで自社の商品/サービス認知を拡大し、検索広告で今すぐ客を獲得する。戦略的なウェブ広告によって、持続的な成果を実現しましょう。
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