Webマーケティングの仕事に関わると、最初にぶつかる壁が「専門用語」。
調べようと思っても、横文字と英語ばっかりで、全然何のことか分からない…
なんて思っている方も多いかもしれません。
実際、Web業界は専門用語が多い上、略語もとても多いです。
知っていないと、間違った認識で伝わってしまうことも。。。
そこでこの記事では、Web担当者なら知っておきたいWebマーケティングの基本用語をご紹介します。
まずは一通り目を通して、意味を何となくでも掴んでみてくださいね!
Webマーケティングで頻出の基本用語
コーポレートサイト
コーポレートサイトとは、Webサイトのうち、会社の事業やサービス、採用、IR情報などを掲載するサイトを指します。
コーポレートサイトは、会社の顔です。
見た目が古っぽかったり、情報が更新されていないと、会社の信用や採用にも影響を与えることもあります。
ある程度の事業規模になってきたら、制作会社などに依頼して、見た目と機能性を兼ね備えるものを用意することがおすすめです。
LP(ランディングページ)
LP(ランディングページ)とは、特定の目的のためにつくられたWebページです。
一般的に、1枚の縦長のWebページを指すことが多いようです。
LPの目的として主なものは、以下のようになります。
- 商品サービスの販売・申し込みを増やす
- 資料請求や問合せを増やす
- セミナーへの集客を増やす
LPは、特定のお客様をターゲットにして作られます。
そのため同じ商品でも、お客様のパターンによって何種類もつくることもあります。
自然検索(オーガニック)
自然検索(オーガニック)とは、Google、Yahoo!、Bingといった検索エンジンの検索結果からのアクセスを指します。
自然検索は、広告と違って検索エンジンが勝手に表示しているため、いくらクリックされても費用は発生しません。
そのため、この自然検索(オーガニック)が多ければ多いほど、サイトの価値が高いと言えます。
SEO
SEO(Search Engine Optimization)は、先ほどの自然検索を増やすための施策全般を指します。
自然検索はお金がかからず大量のアクセスを集められるため、とても価値が高いです。
一方で、適当にコンテンツをつくっても、検索結果で上位に表示させることはほぼ不可能です。
そこでSEO対策と呼ばれる手法で、検索エンジンに評価されやすいコンテンツをつくっていきます。
かつては、価値が高いリンクを買ってサイトにリンクしたり、大量のキーワードをサイトに埋め込む、といった手法がよく使われていました。
しかし、現在はそういった手法はGoogleが禁止しており、万が一すると、ペナルティの対象となります。
ペナルティにかかると、逆に検索結果が悪くなってしまうので、絶対に避けてください。
リスティング広告
リスティング広告とは、クリックに対して課金されるWeb広告です。
リスティング広告は、大きく3種類の広告パターンがあります。
- 検索連動型広告
- ディスプレイ広告
- 動画広告
検索連動型広告は、GoogleやYahoo!の検索結果の上下に表示される広告枠。
ディスプレイ広告は、Webサイトに表示される画像やテキストの広告枠を指します。
リスティング広告の特徴は、基本的に表示されただけでは費用は発生せず、クリックされた数だけ費用が発生します。
よって無駄な費用が発生しづらく、費用対効果が高いWeb広告だと言えます。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクス(GA)は、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。
Webサイトにコードを埋め込むことで、アクセスしたユーザーの特徴、集客経路、行動などが匿名化された状態で見れます。
このアクセスデータを分析することで、どういった集客施策をするか、実施した施策の効果測定などができます。
Webマーケティングでは必須ツールなので、まだ導入していないなら、ぜひ導入の検討してください。
Webマーケティングでよく見る指標
PV(ページビュー)
PV(ページビュー)は、Webページが読み込まれた数です。
ただ分かりづらいので、「Webサイト内で読まれたWebページ数」と考えていいでしょう。
もしあなたが、欲しかったカバンをオンラインショップで買うとします。
最初にショップページにたどり着き、カバンの一覧ページ、欲しいカバンの詳細ページを見た時、PVは3となります。
PVはあくまでWebページが読み込まれた回数なので、同じページを2回見たら2PVになります。
セッション数
このセッション数という概念は、独特の概念があり、厳密に言うとかなり複雑になってしまいます。
とりあえずは、「ユーザーがサイトに訪問し滞在した数」と思ってもらえれば良いでしょう。
先ほどのオンラインショップの例で考えてみましょう。
あなたは6月1日にオンラインショップを見に行きましたが、商品は買いに行きませんでした。
しかし、その3日後に「やっぱり欲しい」と思って、再びサイトを訪れたとします。
この場合、2回サイトに滞在しているので、2セッションとなります。
インプレッション(imp)
インプレッション(impression)は、広告などが表示された回数のことです。
広告が1回表示される度に、1インプレッションとなります。
インプレッションがなくては、そもそもクリックもされません。
インプレッションが少ない場合には、広告の出し方を変えてみるのも1つの手です。
CTR(クリック率)
CTRとは、広告やWebページなどのクリック率のことです。
クリック率は、クリック率 ÷ 表示された回数(インプレッション)で計算されます。
例えば、100回広告が表示され、うち10回クリックされた場合。
10(クリック)÷ 100(インプレッション)=10%(CTR)となります。
一般的にクリック率は高いほどがよいとされています。
クリック率が低い時は、何らかの対策をしたほうがよいですね。
CPC(クリック単価)
CPCとは、1クリックあたりにかかった広告費用を指します。
特にリスティング広告は、クリックされるたびに広告費用が発生します。
その費用をCPC(クリック単価)と呼んでいます。
例えば、10クリック獲得するのに、広告費が1,000円かかった場合。
1,000(円)÷ 10(クリック)= 100円(CPC)となります。
CPCは、媒体や広告の質、運用スキルなどで大きく変わってきます。
あまりにCPCが高いと、広告予算を早く使ってしまいます。
CPCを下げつつ、結果を増やすのが代理店の腕の見せどころとも言えますね。
CV(コンバージョン)
CV(コンバージョン)とは、ユーザーが目的の行動を取ったことを指します。
Web業界では、以下の目標を指す事が多いです。
- 商品サービスの販売
- 資料請求
- 申込み
をCVとすることが多いです。
このCVを達成した数をCV数(シーブイスウ)と呼んでいます。
Web業界では、CVは非常によく出てくるので覚えておいてくださいね!
CVR(コンバージョン率)
CVR(コンバージョン率)とは、サイトの訪問者数のうちコンバージョン(CV)をした割合のことです。
コンバージョン(CV)数 ÷ サイトの訪問者数 で求めることができます。
例えば、100PVのページで、2件コンバージョンが発生した場合。
2(CV)÷ 100(PV)= 2%(CVR)となりますね。
CVRは、成果が出ているかを確かめる重要な指標です。
CVRを倍にすると、結果も倍になります。
その意味で、CVRを改善することはよい施策になることが多いです。
CPA(コンバージョン単価)
CPAは、1コンバージョンあたりにいくら広告費用がかかったかを表す指標です。
かかった広告費用 ÷ コンバージョン(CV)数で求められます。
例えば、2件コンバージョンを取るために、広告費用を1万円使った場合。
10,000(円)÷ 2(CV)= 5,000円(CPA)となりますね。
CPAは、CVRとともに重要な指標です。
どの集客方法を伸ばし、また改善してくかの手がかりとなります。
今後Web集客を進めていく上では、ぜひ気にするようにしてみてくださいね。
まとめ
この記事では、Webマーケティングを進めていく中で出てくる専門用語を解説しました。
今回紹介したのは、ごく一部の語句のみで、他にも数多くあります。
最初は大変だと思いますが、ぜひ業務の中で少しずつ覚えていってくださいね。