もしかしたら、あなたもこんな疑問を持ったことがあるかもしれませんね。
実際ウェブ集客は本当にいろいろな方法があり、技術の革新とともに日々変わってきています。
とはいえ、何があるか分からなければ、どんなことができるかイメージもつかないはず。
そこでこの記事では、代表的なWebマーケティングの方法をまとめてみました。
最初はよく分からないかもしれませんが、「こんなのもあるんだな」ぐらいの気軽な気持ちでぜひ眺めてみてくださいね。
見込み客をWebで集める
自然検索(オーガニックサーチ)
自然検索は、GoogleやYahoo!といった検索エンジンで「キーワード」を調べてアクセスしてくることです。
検索結果でいうと、広告のあとに表示される部分を指します。
検索上位になると、キーワードによっては1日で数千、数万のアクセスを無料でもたらしてくれます。
一方で、どの業者も自然検索で上位表示されようとしのぎを削っているため、簡単ではありません。
検索エンジンで上位表示させるための一連の施策をSEO(検索エンジン最適化)と呼びます。
近年は、サイト内のコンテンツが重要視され、オウンドメディアなどを設置して、お客様に役立つ情報発信する企業も増えてきています。
リスティング広告
リスティング広告は、費用を払うことで検索エンジンやWebサイトに掲載できる広告です。
ほとんどの企業で活用でき、基本的にクリックしなければ広告費が発生しないため、無駄が少ない広告手段としてとても人気があります。
広告費も月1万円くらいと、比較的少額から始められるため、Web広告を始めるならまず検討してみるといいですね。
そのリスティング広告は、大きく3つのタイプがあります。
- 検索連動型広告
- ディスプレイ広告
- YouTube広告
検索連動型広告
検索連動型広告とは、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果上部に出てくる広告です。
検索キーワードに対して、親和性が高いと判断された広告が入札によって表示されます。
検索キーワードを打ち込む人は、すでにニーズがある方が多いため、今すぐ客を多く集められるのが特徴です。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、Webサイトに設置された広告枠に、テキストやバナーを掲載する広告です。
検索連動型広告と違って、ユーザーが検索しなくても広告を見てもらえるため、潜在的な顧客を集客しやすいです。
またユーザーの興味や生活エリアなどに応じて細かく絞り込みができ、無駄なクリックも減らす調整も可能です。
YouTube広告
YouTube広告は、名前の通り、動画サイトYouTubeに掲載する広告です。
動画の途中で流れるインストリーム広告や、検索結果上に表示されるディスカバリー広告など、いくつかのパターンがあります。
Googleによると、毎月4,500万人の日本人がスマートフォンでYouTubeを視聴しています。
動画広告は右肩上りで伸びており、2017年には1,155億円だった市場が、2018年には2,027億円になっています。
今、トレンドの広告手段と言えますね。
出典:2018年のインターネット広告媒体費は1兆4480億円に。モバイル+動画広告の伸びに注目
SNS広告
SNS広告は、Facebook、InstagramといったSNS上に出す広告です。
日本でよく使われるSNS媒体は、こちらです。
- TikTok
それぞれ媒体ごとに、ユーザーの年齢層や特性が違うため、顧客像に合わせて出稿先を選ぶことが重要です。
Facebook広告
Facebook広告は、非常によく使われるSNS広告です。
特にビジネス用途で利用する人が多いため、BtoBにも相性がよい媒体と言えます。
Facebook広告の最大の特徴は、「似た人」を絞り込む機械学習の性能。
「ページにいいね、サイトの閲覧、広告をクリック」などのアクションをした人に似た人に広告配信を最適化してくれます。
それゆえ、消費財からBtoBビジネス商材まで、幅広く使われています。
Instagram広告
Facebookと並んでよく使われるのが、Instagram広告です。
女性がメインと思われがちですが、ユーザーは男女半々ぐらいで年齢層も幅広い媒体となっています。
実はInstagramは、Facebookのグループ会社です。
Facebook同様、「成果が上がりそうな人」をシステムが自動で選んで広告配信してくれるため、費用対効果が高い媒体です。
Twitter広告
Twitter広告は、Twitterのタイムラインやフォロワー獲得、話題作りで使われる広告です。
Twitterでは、興味やキーワードで配信先をある程度ターゲッティングできます。
また〇〇というアカウントをフォローする人に向けて広告を出すことができ、属性が似ているユーザーに効率よく広告を配信することも可能です。
最近では「トレンド」を購入して、話題をつくるキャンペーンなども盛んに行われています。
TikTok広告
TikTokは、10代の女性を中心に人気がある動画投稿のSNSです。
このTikTokでは、おすすめ投稿に表示ができるインストリーム広告などが出稿できます。
スマホ画面全体に表示されるため、訴求力がある広告と言えます。
まだ広告媒体として大きく使われていませんが、今後伸びていく可能性はあります。
SNSアカウント運用
SNSアカウント運用は、企業でSNSアカウントを持ち、投稿を通じて企業のファンをつくっていく手法です。
よく使われるSNSだと、
などがあります。
以前はFacebookページなどが主流でしたが、今はアルゴリズムの変更で、広告なしで大きくフォロワーを獲得することは難しくなっています。
一方で、TwitterやInstagramはうまく運用していくことで、数万、数十万人のフォロワーを獲得できます。
今は、SNS上の口コミ(=UGC)で商品を見つけ購入する人が増えています。
今後SNSアカウントの運用は、Web集客でも大きなトピックになりそうです。
アフィリエイト広告(成果報酬型広告)
アフィリエイト広告は、提携Webサイトに自社の商品を宣伝してもらい、商品の購入に対して定額(定率)の広告費を支払う広告です。
一般的には、ASP(=アフィリエイト・サービス・プロバイダー)と呼ばれる広告会社に登録し、提携Webサイトと取引を行ないます。
アフィリエイト広告は、商品が売れた分だけ広告費を払えばよいので無駄が少ないです。
一方で、最終的にいくら広告費がかかるか分からない、媒体の管理が必要などの難点もあります。
他の広告手段と組み合わせて使うことが一般的です。
見込み客との関係を保つ
メールマガジン
メールマガジンは、Emailアドレスを登録してくれたユーザーに対して定期的にメールを送る施策です。
興味がある人がメールマガジンに登録してくれるので、メールからの購買や問い合わせ率は高くなる傾向にあります。
大量のメールを送る場合、気をつけないと迷惑メール扱いになってメールが届かなくなる可能性があります。
そういった場合は、メールマガジン配信サービスなどを使うことをオススメします。
なおメールマガジンを送る場合は、
- 最初に必ず承諾を得ること(=オプトイン)
- メール中に解除リンクを付けること(=オプトアウト)
が法律で義務付けられているので注意しましょう。
LINE公式アカウント
メールマガジンと並んで注目されいるのが、LINE公式アカウントです。
LINE公式アカウントでは、友達登録してくれたユーザーに対して、テキストメッセージや画像、クーポンなどを送れます。
LINEは、日本でもっとも普及しているチャットアプリで、ユーザー数は8,200万人ほど。
うまく運用することで、顧客がリピート購入してくれる割合を増やせるでしょう。
アプリ
スマートフォンを1人1台持つ時代になり、アプリがますます重要になっています。
一度接点を持った顧客にアプリをインストールしてもらえれば、新着情報やニュースなどをダイレクトに届けられます。
特に、BtoCで店舗を持つようなビジネスでは有効な施策と言えそうですね。
マーケティング・オートメーション
マーケティング・オートメーションは、見込み客の情報を管理し、ユーザーに最適なマーケティング活動を自動で実施してくれるツールです。
これまで見込み客は、営業マンが訪問、電話、メールでフォローしていました。
しかし、すべての顧客をフォローすることは物理的に難しいですよね。
そこで、ページ閲覧、メールへの応答などのデジタルデータを組み合わせ、興味ある顧客を見つけやすくするツールが登場しました。
それがマーケティング・オートメーションです。
マーケティング・オートメーションを使えば、より効率的に見込み客をフォローしていけるのです。
大切なのは自分のビジネスに最適な手段を選ぶこと
Web集客の施策は、上記のもの以外にも数多くあります。
当然すべてを同時にすることは、費用的にも、人員的にも難しいでしょう。
重要なのは、今自社のビジネスの課題を解決するにはどの施策が一番最適かを考えること。
優先順位をつけて、一番効果が上がりそうな施策からやっていくことで、短期間で最大の効果が得られるのです。
まとめ
この記事では、Web集客の代表的な施策について紹介しました。
それぞれの施策によって、かかる手間や費用も異なります。
自社でやること、外部パートナーの力を借りることを分け、優先順位をつけて進めていくことで、きっと変化も見えてくるはず。
ぜひWeb集客の施策を考える上で、参考にしてみてくださいね。