ウェブ広告では、媒体ごとターゲティングに特徴があります。
異なるターゲティングを駆使して、自社の商材を欲しい人に適切にリーチすることが大切です。
普段Twitterを使う方も多いと思いますが、Twitterでは思っている事を気軽にツイートしたり、友達と会話をしたり、好きな芸能人のツイートに反応したりと、ツイートを起点としたコミュニケーションが行われる媒体です。
Twitter広告では、このツイートを活用したターゲティングが特徴的です。
今回は、Twitter広告特有のターゲティング3種類と、その活用方法をご紹介します。
キーワードターゲティング
キーワードターゲティングを使用すると、ユーザーが以下の場面で使用したキーワードをもとにリーチすることができます。
- ツイート検索
- 最近のツイート内容(1週間)
- いいね!やコメントをしたツイート
つまり、ユーザーがTwitter上で興味を示すキーワードから、自社の商品に興味を持ちそうなユーザーをセグメントします。
ポイント
ターゲットとなるユーザーが普段どんなことをツイートしているか、ユーザーのタイムラインを観察しながら、指定するキーワードを検討してみましょう。
ターゲットユーザーならではの専門用語などが見つかると、高い反応を得ることが出来るでしょう。
また、どんなタイミング・どんな感情の時に商品が欲しくなりそうかもチェックすべきポイントです。
枕を探している人に枕を売ることはもちろん大切ですが、「仕事疲れた」「寝つき悪い」と発信している人にふかふかの枕を見せることで、適切な人に商品を知ってもらうことができるのではないでしょうか?
フォロワーターゲティング
フォロワーターゲティングでは、選択したTwitterアカウントのフォロワーと、それらのフォロワーとTwitter上での行動が似ているユーザーをターゲティングすることができます。
@TwitterAdsのアカウントを指定した場合、@TwitterAdsのフォロワー、それらのフォロワーと類似したユーザーに対して広告を配信します。
例えば、自社の商材のターゲットユーザーの間で有名なインフルエンサーが居れば、そのアカウントフォロワーを狙いましょう。
業界に影響力があるインフルエンサーであれば、御社の見込み顧客がフォローしていると考えられるため、広告を適切なユーザーに配信することができます。
インフルエンサーの他には、競合他社アカウント、関連商材のアカウントなど、様々に選択肢がありますが、ターゲットユーザーが誰をフォローしそうか?という視点でアイデアを出してみましょう。
ポイント
ポイントフォロワーが多いアカウントは配信ボリュームが多くなるので魅力的ですが、御社のユーザー像以外のユーザーも多く含まれる可能性があります。
スポーツ選手で会社経営をしていたり、ビジネス本を出版していたりすると、純粋にスポーツ選手としてのファンだけではないことが考えられます。
フォロワーターゲティングで指定するアカウントの状況を把握することと、実際にフォローしているユーザーのチェックは欠かせません。
テレビターゲティング
テレビターゲティングは、Twitterとテレビが融合したターゲティングです。
特定のテレビ番組について反応を示しているユーザーをターゲティングすることが出来ます。
※Twitter公式サイトでは「放送時間のみ配信」が選択できると書かれていますが、継続的に配信するしか使えません。(2018年5月)
ポイント
キーワードターゲティングで番組名を特定すればいいのでは?と思う方もいるのではないでしょうか。
テレビターゲティングの詳細は公式でも語られていませんが、番組名だけではなく前後の文脈に含まれる情報(番組のテーマや出演者など)も加味されているのではと想像されます。
特定のテレビ番組に関するキーワードを網羅するのに時間がかかります。
また、キーワード指定だと意図しないユーザーに対して広告が出てしまう場合があります。
例えば「嵐」というキーワードを指定すると、天気の嵐かアイドルグループの嵐かを区別することできませんね。
まとめ
Twitter上の行動を使ったターゲティングを行う、Twitter広告ならではの手法をご紹介しました。
Twitter広告を駆使するには、ユーザーが普段どんなことに興味を持ち、どのようにそれを表現しているかを知る必要があると言えます。
関連する商材についてTwitterで検索してみたり、ターゲットユーザーのツイートを観察することで、適切なターゲティングが見つけましょう。